
第6回目になります。
前回は「子供が『対等な関係』でばかり育てられているから、
『上下の立場のある社会』に適応できにくくなっている」というお話でしたね。

はい。

今回はそれを防ぐための、先生の塾での取り組みを教えてください!

結論から言うと、「今の時代に合った礼儀」を身につけさせることです。


「相互尊重」が、これからの時代のキーワードになると思います。
今、大人側は割と子供を尊重しているんで、問題は子供が親や先生を尊重できるかなんですよ。
で、尊重を形にしたのが礼儀です。
「心を育てる」とかってよく聞きますけど、心は直接扱えないんで、
「形を通して心を育てる」っていう考え方です。

礼儀の「形」を通して、相手を尊重する「心」を育てると。

その通りですね。
ただ今は令和なんで、「昭和的な礼儀正しさ」じゃなくて、
「令和的な礼儀正しさ」がいいと思います。

具体的にはどういう礼儀正しさですか?

これが「3つの習慣づけ」ですよ!
・自分から挨拶をする
・言葉で返事をする
・後片付けをする
後は
・「ありがとうございます」「すみません」が言える
・先生には敬語で話す
くらいですかね。
こういうのって、社会人の「超常識」なのに、できない人が多いでしょ?
子供の時に、親とか先生が教えないからですよ。

なるほど~。
・・・逆に、そういうことを教えないのを「良い教育」って言ってませんか?(笑)

言ってます!
大人がわけわかんなくなってるんですよ(笑)
この状態が「教育崩壊」です。
で、これから建て直しの時代が来るんで、その時に「学力」だけじゃなくて、
子供の「心」とか「精神性」が重視される時代に必ずなりますよ。
その時に、基盤になる考えが「相互尊重」で、その実践が「3つの習慣づけ」です。

先を見据えて、やっておられるんですね。

私だけじゃなくて、分かってる人はみんなやってますよ(笑)
目立たないだけで。

そうでしたか。
実践は「3つの習慣づけ」だけでも十分効果がありますか?

十分ではないですよ。
「塾でできること」って限られてますので、十分にはできません。
「3つの習慣づけ」で人間の型が身についたら、あとは自分の人生でいろんな経験をしながら、学ぶしかないと思います。
「型」すらも教えない、今の教育が問題だって話ですよ(笑)

分かりました!
ありがとうございました~(笑)
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