今年度を振り返って

みなさん、こんにちは (^^)/
唐津市和多田にあるOishi塾の大石です。
今回は、高校受験を終えた当塾の「振り返り」の内容です。


Q:インタビュアー
A:大石

Q:受験お疲れ様でした~。

A:疲れてないですよ~。
受験したの生徒ですから。

Q:(笑)今年度を振り返ると、どうですか?

A:もうちょっと楽しく教えられたし、もうちょっと生徒の「姿勢」とか「態度」をしっかり教えられたかと思います。

Q:楽しいけど厳しくて、厳しいけど楽しい指導ですね?

A:全然!厳しくないですよ~(笑)
「挨拶とか返事をちゃんとする」って、これくらいのことを厳しいって言う、時代の方が相当狂ってると思います!

Q::それは・・・(笑)
今年度印象的に残ったこととか、印象に残った生徒さんの思い出とかありますか?

A:ありますよ。

Q:あっ。こういうのって、今あんまり言っちゃいけないんでしたっけ?「平等じゃない」とかで・・・。

A:言っていいですよ!
みんなが「平等に印象に残る」とか、そっちの方がおかしいでしょ。
今大人が嘘ばっかりついてるんじゃないですか(笑)
・・・15年越しの雪辱を果たしてくれた生徒がいるんですよ。

Q:15年越しの雪辱・・・ですか?

A:私が塾を始めて1年目で、その頃は家庭教師もやってたんですけど。その時の15人目とか20人目くらいの生徒です。

Q:ほー。

A:その子が受験に失敗したんですよ。
私も特段可愛がっていた生徒で。
受験に落ちて、その子もショックじゃないですか。
でも、こちらを心配させないように、ものすごい気丈に振る舞うんですよ、15歳の女子が。

心では悲しいし、泣きたい決まってるんですよ・・・。

Q:令和の今じゃ、なかなか見られない光景かもしれませんね。

A:今は自分の気持ちを優先して、人前でもすぐ泣くじゃないですか。
泣くのはその人の勝手ですけど、美しいとは思いません。

だからそういうのを見る度に、「悲しみを内に秘めた」その子の思い出が、どんどん深まっていったんだと思います。

Q:美しい悲しい思い出として・・・。

A:悲しい思い出です(笑)
それで、その子の年の離れた妹が塾に来てくれたんですよ
お姉ちゃんは受験に失敗したのに、お母さんは私を信頼してくださって。

Q:それは・・・嬉しかったでしょう。

A:塾をやってきて、一番嬉しかったことの一つです。
戦友じゃないですけど
私にとっても「特別な家庭」なんですよ。

それで、お姉ちゃんが「合格するだろう」って安心してた所に不合格だったんで、そのトラウマでお母さんが妹の心配をされていて(笑)

Q:そうなりますよね~。

A:その妹が無事、志望校に合格しました!

Q:お~、おめでとうございます!!

A:妹は全く自覚がないと思いますけど、私にとっては「15年越しの雪辱」を果たしてくれた想いです(笑)
お母さんも、同じように思われていたみたいで。

妹も優しい子なので、2人が喜んでいるのを見て、察してくれたと思います(笑)
ちょっとだけ、胸が軽くなった気がします。

Q:私まで嬉しくなってきました(笑)
塾を長いことされていると、「印象に残ること」がたくさんあるんでしょうね。

A:「最後の印象」が私の場合、強いですね。

Q:最後の印象ですか?

A:「塾に入る時」って、みんなちゃんとするんですよ。
最初は(笑)

でも最後に、合格の報告をきちんとしてくれる生徒は、「ちゃんとした人間だな」って印象が残ります。

Q:「終わり良ければ」ですね。

A:最後のご挨拶に、親御さんがわざわざ来て下さることも多いんですよ。
本来、そうして頂く必要って全くないんですよ。
子供に報告させてもらったらそれで十分ですし、電話したら簡単に済む話じゃないですか。

Q:報告は報告ですもんね。

A:それを最後に、最後って「別れ」ってことでしょ。
「最後の別れ」をきちっとして頂くと、「爽やかな思い出」として、心に残ります。
そういう生徒や親御さんたちが印象深いですね。
有難いです。

Q:何か分かる気がします。

A:でも逆のパターンもあって、「最後以外」は礼儀もしっかりしてて、コミュニケーション力も高くてって生徒もいます(笑)

Q:それは!(笑)「最後以外がいい」のは、もったいないですね。
来年度に向けて、抱負はありますか?

A:来年度、うちの塾も、もっともっと楽しい塾にしていきます。
そのためには生徒の礼儀がしっかりしてないと、もっと楽しくはできないんですよ。

Q:「塾」じゃない、「動物園的な楽しさ」になってしまうんですね。

A:はい。
「先生」と「生徒」の関係で楽しめるのって、正しい距離感が分かっている生徒なんですよ。
その正しい距離感の掴み方が礼儀です。

だから生徒からしたら、もっと礼儀を知れば、もっと自由に楽しく学べます。
その「楽しさ」と「礼儀」のバランスを、うまく取っていきたいと思います。

Q:最後に、卒業した生徒に何か一言ありますか?

A:何もないです!
・・・まぁ、新しい環境でも「挨拶をきっちりしろ」ですかね(笑)

 

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