みなさん、こんにちは (^^)/
唐津市和多田にある Oishi塾の大石です。
このページでは、当塾の「新学期 / ここまでの振り返り」の内容をインタビュー形式でご紹介します (^^)/
Q:インタビュアー
A:大石
Q:5月に入りましたが、新学期はここまでどんな印象ですか?
A:今年だけじゃないんですけど、5年~10年前と比べると、生徒が明らかに変わってきましたね。
Q:ほ~、そうですか。どう変わってきたんですか?
A:何か言われても「返事をしない」「ノーリアクション」なのが、生徒の『基本設定』になってきてます!
Q:家庭や学校でそういうことは、「教えない」所が今は多いんですかね?
A:そうだから、そうなってるんでしょう(笑)
「個性尊重」で「自分中心」が推奨されてますからね。
Q:でも『返事をしないのが基本設定』になってるって、面白い表現ですね(笑)
A:現場にいる人間からしたら、たまらんですよ!
ほとんど全員が全員、そうなんですから。
しかも、『相手を見て話す』っていう基本設定もないみたいです(笑)
Q:(笑)それを一人一人、「相手を見て会話をする」「返事をする」習慣を身につけさせていくわけですね?
A:これをしないと、何も始まらないですからね。
「教育の基本のキ」ですし、生徒からしたら「発達の基本のキ」でしょう。
Q:確かに「相手を見ないで会話する」とか「返事をしないで育つ」とかって、おかしな発達の仕方をしそうです。
A:しますよ。
「心の教育」が大事って、みんな言うじゃないですか。
でも、心って直接教えられないでしょ?
教えられるのは「行動」だけです。
だから、「他人を尊重する行動」を教えるんですよ。
Q:礼儀などのことですね?
A:そうです。
礼儀って「他人に尊重を示す」ためでもあり、「自分の心を育てる」ためでもあります。
でも、唐津の子供だけがこういう状態っていうのはあり得ないんで、これって全国の先生が直面している問題だと思います。
Q:大石先生はそういう生徒に、塾でどう接しているんですか?
A:「会話をする時は相手を見るように」って教えます。
でも悪い癖がついてるので、それだけだと、なかなか直らないですけど。
Q:教えても直らない場合は、どうされてますか?
A:そうするまで言い続けます。
しつこいですよ(笑)
Q:生徒さんに変に気を遣ってしまって、そうできない先生って、今多いんじゃないですか?
A:そうかもしれないですね。
ま、私の場合は「お前コミュニケーション下手やな!」とかって言います(笑)
Q:かなり直接的ですね(笑)
A:人の言うことを「聞き流す癖」がついている子が多いんですよ。
そういう子には、それくらい言わないと通じないです。
「ずっと会話する時、違う所見て喋っとるやろ?
学校ではそれでよくても、大人になってそれしたら、
コミュニケーションがめちゃくちゃ下手な人って思われるぞ」って言います。
Q:効きますか?
A:効きますねぇ(笑)
でも、そういう子にも「寄り添って」っていうのが、今の風潮でしょ?
子供も可哀そうですよ。
当たり前のことを教えてもらえずに、大人になるんですから。
Q:今の親御さんって子供を「すごく大切にしている」ように思うんですが、それなのに「返事」のような基本的なことを教えないんですね。
A:子供を「大切にしている」方が多いのは間違いないと思いますけど、視点が「今だけ」の方が多いんですよ。
「今、子供を大切(自由)にする」のが大事。
子供の「将来が大事」だから、「今これを教えないといけない」という思考にはならないんでしょうね。
Q:「将来は・・・まぁなんとかなるだろう!」という、どこかの国の政治家のようですね(笑)
A:みんな政治家のことを馬鹿にしてますけど、私たち自身もあんまり褒められた教育はしてないのかもしれませんね(笑)
Q:反省します!
A:「今だけ金だけ自分だけ」っていうのが、現代の標語らしいですけど(笑)、教育や子育ても全くその通りに行われている感じがします。
Q:一昔前だったら、ブラックジョークだったはずなのに、それが現実になってしまってるんですね・・・。
A:今回「塾で自分が生徒とどう接しているか」っていうのを、具体的な会話まで話したじゃないですか。
こういうことって、本来したくないんですけど、この内容が参考になる人ってこれから増えると思うんですよ。
Q:唐津だけの問題じゃなくて、全国的な問題だと言われてましたね。
A:その時に心ある先生とか親御さんが、時代の風潮と逆のことをしなきゃいけないんで、迷ってしまうと思います。
なので「これから全国的な問題になるだろう」ってことを、うちの塾ではその指導法ができつつあるんで、お役に立てるかなと思います。
Q:分かりました~。ありがとうございます~。
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