高校受験の「よくある質問」に本音で答えます!

このページでは、「高校受験」に関する「よくある質問」と「その答え」を掲載しています。

佐賀県版です。他県のことは分かりません

Q1:ボーダーラインって何ですか?
Q2:〇〇高校のボーダーラインって、こんなに低いんですか?
Q3:私、〇〇高校に受かりますか?
Q4:学校で聞いたボーダーラインよりも低いんですが、どちらが実情に近いんでしょうか?
Q5:点数が足りないので、志望校を変えるか迷っています。


Q1:ボーダーラインって何ですか?

A1:
ボーダーラインとは、入試の「合格最低点」のことです。
その点数以下だったら「不合格」、それ以上だったら「合格」というギリギリのラインのことを「ボーダーライン」と言います。


Q2:〇〇高校のボーダーラインって、こんなに低いんですか?

A2:
各高校のボーダーラインは、年々下がっています。

少子化の影響もあり、県立高校の倍率は10年前と比べても、だいぶ下がってきました。

倍率が下がることにより、ボーダーラインも下がってきていると考えられます。

また、今年(2020年度)は特に受験生の学力レベルが低いと感じます。

この10年間で、「ボーダーライン」は最も低い年度になりそうです。

そして逆に言えば、受験生にとっては、またとないチャンスの年とも言えます!


Q3:私、〇〇高校に受かりますか?

A3:
入試の点数が「ボーダーライン=合格最低点」を越えたら合格しますし、それ以下だと不合格となります。

また、学校の通知表が悪い(=休みや遅刻が多いなど)生徒は、ボーダーラインの+10点~を目安にしてください。

3年生になってからの「実力テスト」で、常にボーダーラインの30点以上取っている生徒は、「合格安全圏」にいると言えます。

常にボーダーラインより10点以上取っている生徒も、合格する可能性が高いです。

ボーダーラインを「越えたり越えなかったり」という生徒は、今の段階で「合格する」とは言い切れません。

入試までの残りの日々で、「常にボーダーラインを越える」まで学力をつける必要があります。

(学校の実力テストはあと2~3回しかありませんが、入試の過去問を使って「実力判定」ができます)

ボーダーラインを常に下回っている生徒は、今の段階(成績)で合格する可能性は低いです。

今までと同じ調子で入試まで勉強しても、絶対に合格はできません

先生や友達に「やり方」を聞いて工夫したり、より学習時間を増やす必要があります。


Q4:学校で聞いたボーダーラインよりも低いんですが、どちらが実情に近いんでしょうか?

A4:
こちらのボーダーラインが、より実情に近いと思います

学校の先生方は「絶対安全=絶対不合格者を出さない」ような進路指導をされる方が、最近は特に増えてきたように思います。


Q5:点数が足りないので、志望校を変えるか迷っています。

A5:
本当にその高校に行きたいなら、2月末の「最終志願変更」まで粘るべきです。

12月の三者面談で、点数の足りていない生徒の多くが「志望校変更」を勧められます。

学校のその「絶対安全指導」によって、「ボーダーライン以下」の生徒だけでなく、「ボーダーラインぎりぎり」の生徒も多く「志望校変更」をします。

その三者面談後の倍率発表が12月(1回目)。
そして2月の中旬にも倍率の発表(2回目)があります。

その倍率を見て、最終(3回目)の「志願変更」を行います。

その間、受験のプレッシャーに耐えきれない生徒がどんどん志望校を変更していきます。

私のアドバイスは、もし本当にその高校に行きたいなら、2月末(3回目)まで粘るべきです。

(厳しいことを言いますが、やることもやらずに「望みだけ大きい」生徒は、神風など絶対に吹かないので、早く志望校を下げることを勧めます(^^)/)