「えっ、そんなのが一流企業の採用基準!?」

地球沸騰時代が始まり、猛暑の中、夏休みが終わりました(^^)

良い子のみなさんは、宿題は無事終わりましたか?

さて、時代は大きく変わっていますが、今回の塾通信は「社会が求めている子育て」と「私たちが良いと思っている子育て」のズレについてです!


これを読んで頂くと、ある超名門企業の「採用基準=社会が求めている子育て」の一例が分かります。

また、私たちが今「良い子育て」だと思っている「子供の自主性に任せる」「個性の尊重」「自由にのびのび」が一番重要ではないことが分かります。

そして「社会が本当に求めている子育て」を、子供に身につけさせるための具体的な方法が分かります。

世の中の風潮とは全く逆の内容をお伝えしますので、どのくらい「受け入れる」かはもちろんお任せします(笑)


結論から言いますと、今社会が求めているのは「社会性を身につけている人間」です。決して「自由に自然に育った人間」ではありません。

HondaFCという超名門の企業サッカーチームがあります。

企業チームなので、午前中社員はホンダの工場で働き、午後から練習を始めるというチームです。

その企業チームの「採用基準」が「人間性を重視する」と言うのですが、人間性など面接で分かるはずがありません(笑)

さて、ここで問題です!「超名門企業チームはどうやって採用基準である人間性を判断しているのでしょうか?」

(5秒考えてください)


正解は、「監督が相手を食事に連れて行って人間性を判断する」です!

具体的には以下の通りです。

・監督が車を運転し、相手を後部座席に座らせ、バックミラー越しに、監督の目を見て会話できるか

・セルフサービスで、他の人の水を持ってこれるか

・ごちそうになる人に「いただきます」「ごちそうさまでした」と言えるか


私はこの話を聞いて、「えっ、そんな事が人間性!?」とかなり驚きました。

昭和生まれの人間にとっては、面接の場でこんな事「できて当たり前」ですし、私たちの祖父母世代の方だと、100人中100人ができることです。

それを一流企業が「優れた人間性」だと、採用基準にしている時代・・・。

(サッカーは上手くても、できない若者が多いのでしょう)

(皆さんの子供はできますか?(‘ω’)ノ)

 私はここに「社会が求めている子育て」と「私たちが良いと思っている子育て」の大きなズレを感じました。

社会が求めているものに、私たちはどれだけ応えられているでしょうか?


今の親御さん世代の方たちは、次のように考えている方が多いと思います。

「子供は自然に成長して必要な社会性を身につけるものだ」

確かに、昭和や平成まではそうだったかもしれませんが、今は時代が違います

「自然の成長に任せていては、子供は何も身につけられない」=「親が社会性を身につけさせる」に、考えを改める必要のある時代だと思います。


「子供に気を遣う子育て」も大事ですが、社会が求めているのは「子供が他人(まずは親)に気を遣えるようになる子育て」です。

「子供を自由にのびのびさせる子育て」も大事ですが、「社会性をちゃんと身につけさせる子育て」を社会は強く求めています。

「どちらが大事か」ではなく「どちらも大事」ですが、「自由」や「個性」よりも「社会性」が先だということです。


では、家庭で親御さんにできることは何か?

 私は「親子の会話」が子供の社会性のすべてを作ると思います。

 会話の内容は何でもいいと思いますが、その時に以下のような対人マナー=人間性」を身につけさせるという視点を持ってください。

〇相手を見て会話をする。   ×違う方向を見て会話をさせない。

〇まともな日本語で会話をする。×単語だけで会話をさせない。

〇言葉で会話を続ける。 ×頷くだけ、無反応で、勝手に会話を終わらせない。

〇「相手を立てる」という感覚を持つ。 ×周りが自分を気遣って当たり前。


↑これらが身についていない人は、HondaFCの監督の言葉では、「人間性が良くない」と思われてしまいます。

上記の×を「子供を尊重した良い子育て」だとする風潮こそが一番の問題ですが、そんな狂った風潮から子供を守れるのは親御さんしかいません。

さて、時代の風潮に逆らうとは勇気がいることですが・・・(‘ω’)ノ

 

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