合格発表

みなさん、こんにちは! 

唐津市和多田の「勉強嫌い」「勉強が苦手」な小・中学生のための「個別指導」「少人数指導」 Oishi塾の大石です ヽ(^。^)ノ

3月19日。
この日、普段よりも早く目覚めました。
ほとんどの人にとっては、1年の何気ない1日ですが、 私たちにとっては1年で1番大切な日です。

今は生徒全員の受験番号を聞いておいて、 インターネットで合格発表を見ることができます。
ただ、それではあまりにも味気ないので、私はドキドキしながら生徒の報告を待ちます。

合格の知らせは、直接、生徒の口から聞きたいのです。

9時30分。
各高校で合格者発表の瞬間です。
何に向かってか、思わず手を合わせていました。

以下は、不合格だった生徒のお母さんから頂いた言葉です。
ただただ申し訳ない気持ちと、彼の姿が脳裏に浮かんで、何度読んでも、胸が苦しくなります。

そして、感謝の気持ちがこみ上げてきます。

Oishi塾をここまで支えてくれたのは、生徒やお母さんたちの「あたたかい言葉」でした。


先生最後まで本当にありがとうございました!
今はAの背中を見るのが、小さくなっていて辛いですが、親として出来る限りの事はしてあげたいと思います。

二次募集の枠も4人と少なく絶望的ですが、それでもAはOO高校を受けたいと言いましたので受けさせようと思います。

まず人生の中で初めての挫折を経験させてもらったと思います。

これは失敗ではなくAに与えられた試練だと思って、これからの人生で華を咲かせられるように親子共々あきらめずに頑張ります!

人生がんばらないかん時ふんばる事を教えてくれたのは先生です。
これからのAの人生を歩いていく勉強になりました。

本当に最後までありがとうございました。
落ち着いたらAと顔出しにこさせて下さいね。


入試直前、合格ラインに達していない彼の友人達は、次々と志望校を変更していきます。

彼にも逃げ出したい気持ちはあったでしょうが、最後までその場所に踏みとどまり、戦い続けました。


敗れはしましたが、外見はヤンキーな彼が見せてくれた「勇気」と「ガッツ」に、大切なものを教えてもらった気がします。

誰だって努力できることが、才能です。
受験勉強では花開きませんでしたが、将来別の何かで彼の才能が開花されることを願ってやみません。

その偉大なヤンキー魂を武器に、人生を切り拓いてほしい。
応援してます。

 

ハレの気持ち

ひとつのことをやり遂げた達成感。
これから切り拓く新しい未来。
「おめでとう」と言われたとき、その両方を祝福してもらった気がして、 素直に嬉しかった。

生まれてから死ぬまで、平均的な人は何回くらい「おめでとう」って言われるんだろう?
入学式、卒業式、なんかで賞を取った時、入社式、結婚式、出産、新築祝い・・・離婚?

年を取っていけばいくほど、「おめでとう」と言われる回数は減っていく。
でも入学式や卒業式はなくても、何か新しいことに挑戦した時、何かを達成した時、
多くの人は、心のどこかで祝福の言葉を必要としていると思う。

昨日と今日が私立高校の合格発表だった。
生徒たちに「おめでとー」と声をかけて回る。
彼ら、彼女らは恥ずかしそうな、でも誇らしそうな表情でニッコリ微笑む。
あるいは照れ臭さを隠すように、クールさを装う。
それぞれ胸の中で、今日までの自分を振り返って、何かを思い返しているのだろうか。

もし心の込もった「おめでとう」の言葉一つで、他人も私と同じようなハレの気持ちになれるのなら、 これからも惜しみなく、おめでとー、と言い続けようと思う。

入学式や卒業式に関係なく。 子どもにも、大人にも、じーちゃんにも、ばぁちゃんにも。