保護するほど子供は弱くなる

こんにちは。Oishi塾の大石です (^^)/

今回は「野菜作りから学ぶ子育て Part2」で、インタビュー形式になっています。

Part1
Part3


本の引用をしながら話を進めます。

雨、風、霜、紫外線は、野菜にとってたんなる悪者なのでしょうか。
保護すればするほど、野菜は元気に育たなくなる。

こういうのを「教育的」に読んだら面白いと思います。

ーこれは・・・子供に何かあったら「すぐ助け舟を出す」親御さんへの比喩ですか。

そういう親御さんは、いい人が多いんですよ。
優しくて。
今だけ」を見たらですね。
ただ、こういう優しさが「姑息(こそく)の愛」といって、「子供のためにならん!」と昔は戒められていました。

ー「姑息の愛」ですか。

この言葉って、いろんな教育書や育児書に出てきますよ。
続けて引用します。


同じ種類の野菜が同じストレスにさらされた時、乗り越えられるものもあれば、弱ってしまうものもあります。この差は土。

学校も社会もストレスがあって当たり前でしょ?
そのストレスを「乗り越えられる人間」に育てるのが、まともな教育です。

ー今はストレスがあったら「休んでいい」「逃げていい」「親が代わりにやってあげる」という風潮ですね。

精神的にひ弱な子供を、「少しでも強く育てる」のが子育てですけど、ちょっと今は時代が悪すぎると思います。


土壌消毒を続けた畑は、「問題にならない程度」の微量の病害虫が侵入しただけで、逆に壊滅的被害を受けるようになります。

この畑みたいな状態の子供が、今多いんじゃないですか?

ーあぁ・・・。多くなっていると思います。

優しい親御さんが、子供の小さい頃から、ストレスのかからないように大切に育てますよね。

ーはい。

子供に侵入してくる菌を全部消毒して。
でも学校で起こることまで全部消毒しきれないから、そこで子供はやられるんでしょうね。

ーストレスに対する免疫がついてなかった・・・。

人体でも免疫をつける時は、病原菌をワクチンとして注射するでしょ?
あれで免疫を作って、重症化しないようにしてるわけじゃないですか?

ーはい。

身体のワクチンは子供が泣こうが打たせるくせに、心のワクチンには皆さん無関心ですよね?

 

【2022年10月1日版】唐津の県立高校入試の志願状況

こんにちは、Oishi塾の大石です。

今回は、2022年(令和4年)10月3日時点での「唐津の県立高校 希望状況調査」の結果をお伝えします。


今回の調査結果は、毎年同時期の結果と比べて、「大体こんなもん」という印象です (^^)/

ただ、唐津東の志望者が例年に比べると多いですね。

SAGAテスト②は平均点が高かったので、「点数が良かった!よっしゃー!」と甘く見ない方がいいと思います(^^)/

 

「元気野菜づくり」から学ぶ子育て

こんにちは。Oishi塾の大石です。

今回は「野菜作りから学ぶ子育て」について、インタビュー形式でお伝えします(^^)/

Part2
Part3



「元気野菜づくり」超入門

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元気野菜と子育て!?

ーどうして、この本を紹介しようと思ったんですか?

野菜づくりの本ですけど、教育や子育てにも応用できるからです。

ー「野菜づくり」と「子育て」が関係あるんですか!?

大ありです!
今、大激変の時代なんで、「何が正しいのか」って、みんな分からなくなってるでしょ。

ー確かにいろんな人が、いろんな意見を言ってます。

こういう時代だから、時代が変わっても「変わらないもの」=「原理原則」が必要なんです。


快適すぎる環境だと、ひ弱になる!?

それで原理原則って「普遍」なので、教育でも農業でも人体のことでも、相通ずるってことです。

ーほー。具体的に、どんなことが「相通ずる」んですか?

例えば、元気野菜を作るには、土が一番大事です。
それで良い土っていうのは、微生物がうようよいる土です。

ーはい。聞いたことがあります。

その他にも紫外線や雨風、寒さ暑さが必要です。

ー・・・。

植物工場で作った野菜って、雨にも打たれず風にも吹かれず、暑さ寒さも経験することなく、綺麗に育てられますよね?

ーはい。

そういう野菜って、見た目が綺麗なだけで、生命力は弱いし、栄養価も落ちます。
今の子供も、そんな風に育ってるんじゃないですかね。


子供のハウス栽培

ー原理原則というのは・・・。

人体では、腸内細菌がうようよバランス良くいるのが元気な身体です。
教育的には、嫌なことがうようよある中で、それを乗り越えることで生命力のある人間が育ちます。

ー今は子供に「我慢させるのは良くない」「好きなことだけさせよう」という教育になりつつありますね。

子供のハウス栽培ですね。

ー確かに!

子供も若い人も「むちゃくちゃ弱くなってきてる」ってよく聞きますけど、農業的に言えば、自然の厳しさに耐えることなく育った野菜と一緒です。

ーなるほど。

だからハウスから出した途端、社会の厳しさに適応できないでしょ。厳しい社会が悪いんじゃなくて、子供を温室栽培して、「ひ弱」にしか育てられなかった親御さんや学校の責任です。
(続く)