社会人基礎力!?

みなさん、こんにちは (^^)/
唐津市和多田にある Oishi塾の大石です。

始業式、入学式が終わり、新しい年度が始まりましたね(^^)/

さて、今回は「社会人基礎力(以下:「き」)」についてですが、聞いたこと・・・ないですよね?(笑)

経済産業省が提唱している「どんな職業でも必要とされる能力(汎用的能力)」のことで、下図のような形になります。

社会人基礎力は全部で「12の力」に分類されています。


子供の人生を左右する社会人基礎力

一般的には「き」のある人間が、「専門知識」や「専門技術」を身につけるのが望ましいとされています。

一方、一流大学や大学院を出て、高度な専門知識を持った人でも、「き」がないと仕事が続かず、なかなか成果も出せないようです。

つまり、子供が大人になった時、社会人としてうまくやっていけるかどうかは、「き」にかかっていると言えます。

そんな子供の人生にとって大切な「き」ですが、上図を見たら分かるように、習慣が土台となっています。

意外に思った方、手を挙げてください!

「えっ!?習慣の力が社会人基礎力なの?
そうなんです!!!

学力は学校で身につけますが、習慣って・・・。
①いつ身につけるのでしょうか?
②誰に責任があるのでしょうか?

この2つの問いが、今回の主題になります。


①いつ社会人基礎力(習慣)を身につけるのか?

答えは「社会人になる前」に決まっていますが(笑)、脳の柔らかい「幼児~児童期がゴールデンエイジ(適齢期)」ということで、ほとんどの専門家の意見は一致しています。

②誰が「き」を子供に身につけさせる責任があるか?

「学校」だと思った方!

ブーッ、残念です!(笑)

今の学校にそんな力はありません。

それとも、子供の自然の発達に任せたら、「き」は身につくものでしょうか

運が良ければ、授業や学校行事、部活(社会体育)やアルバイトを通じて身につくこともあると思いますが、必ずとは限りません。

むしろ身につかない生徒の方が、圧倒的に多いでしょう。


☆私が伝えたい内容は、1つだけです。

子供が自立して飯を食っていける土台となる「社会人基礎力」の育成を「学校に頼るのは止めましょう!」ということです。

「主体性」や「発信力」、「状況把握力」「ストレスコントロール力」など、社会人基礎力はすべて子育てを通じて養える力だと思います。

例えば「発信力=自分の考えを分かりやすく伝える力」を養うには、親御さんが気をきかせ過ぎることは逆効果になります。

塾でもよくいますが、「先生、宿題・・・」「先生、これ・・・」
しか言わない生徒は発信力が「お子ちゃまレベル」です(笑)

ここで私が「あぁ宿題忘れたの?」「これ、こういう風に解いたらいいわ」と気をきかせると、生徒の発信力は育ちません。

だから、その次何を言うかは分かっても、「はよ言え!」と思っても(笑)、最後まで言わせます。

言い方がおかしかったら、よりふさわしい言い方を教えて、もう一度言わせます。

今、子供に気を遣うことが優しさなのか。
それとも、子供の「き」を育てるのが優しさか。

時代の風潮は前者ですが、当塾では後者の立場から、「今子供に優しい子育て」ではなく、「将来子供のためになる子育て」の情報をお伝えしていきます!

来月号は家庭で子供の「き」を育てる関わり方です。
お楽しみに(‘ω’)ノ

 

 

 

 

 

不登校の子も通えますか?

このページでは、唐津市和多田の周辺で「小中学生向けの塾」「不登校児が通える塾」をお探しの方に、当塾の考えをインタビュー形式でご紹介します (^^)/

当塾は特に、次のような方の「お役に立てる」塾だと思います (^^)/

・勉強が苦手
・よく「勉強好かん!」と言っている
・「楽しく」成績が上がる塾を探している
・個別指導の塾を探している

Q:インタビュアー
A:大石


Q:不登校のお子さんも、こちらの塾に通えますか?

A:自分が決めた日に、塾に通えるんだったら大丈夫です。

Q:休みがちなお子さんは難しいですか?

A:「調子悪い時は休むのが前提」で通ってもらうと、うちは月謝を貰えるからいいんですけど(笑)、本人のためにはならないですよ。

Q:親御さんは「ちょっとでも学力をつけさせたい」と思っておられると思いますが・・・。

A:気持ちは分かりますが、「長期的」に考えた方がいいと思います。
目先ではそりゃ「学力」が大事でしょ。
でも、長い人生を考えると、子供の「精神の発達」の方が大事です。

それがその子の「人間としての土台」になるので。

Q:ものすごく「根源的な話」をされていますね。

A:
今の時代、学校に「行く行かない」は、どうでもいいと思うんですよ。
ただし学校に行かないんだったら、「自分が決めたこと」は絶対やらなきゃダメです。

Q:今は子供に「寄り添う」とか「見守る」っていう風潮なので、全くの逆ですね(笑)

A:それって子供に優しいですけど、精神的には成長しないですよ。
どこかのタイミングで子供が「社会復帰できる」っていうのが大事なわけじゃないですか。
そのための前段階として、年相応に精神も発達してないといかんでしょ

Q:それはもちろんです。

A:「精神の発達」って、「自分のやることをやれるか」です。
責任感ですね。
「体調」とか「気分」とか「好き嫌い」に関係なく、自分の責任を果たせる人間だったら、いつ社会復帰しても大丈夫でしょ。

だから気にしなきゃいけないのは「学力」よりも、「どのくらいその子の精神が発達してるか」です。

Q:なるほど。土台がしっかりしていれば、必要なスキルは後で学べばいいだけですね。

A:そうです。
だから「塾に通う」って決めて、親御さんに月謝を払ってもらうんだったら、その責任は果たさなきゃダメです。
親御さんも「寄り添う」とか「見守る」系の子育てだけだと、子供の責任感って何年たっても育たないですよ。

Q:「決めた日に通う」のが難しい生徒さんもいると思うんですよね。
そういう生徒さんは、やっぱりこちらの塾には通えませんか?
「勉強苦手な子でも楽しく学べる」ことに魅かれる方は多いと思いますが・・・。

A:ダメですね。
「学校には行けなくても、塾なら通える」という生徒はいくらでもいますので。

もし私が「振替するから塾休んでいいよ」って、言うとするでしょ。
そう言われたら、子供も「そういう思考」になるわけじゃないですか。

それって良く言えば「優しさ」ですけど、悪く言えば「無責任さ」を育ててますよ。

Q:あ~。
「優しさ」と「無責任さ」って、確かに似ている気もします。
「優しさだけだと人は育たない」って、よく言われますね。
これに気づけてない方が・・・多いと思いますか?

A:多いと思います。
私の観察だと、子供に「寄り添い過ぎる」親御さんが、善意で子供をダメにしているケースって、かなり多いと思います。
子供に対して腰が引けてるような
腫れ物に触るような。

子供に寄り添う度に、ある一面では、子供の「無責任さ」が強化されていくんですよ。

これが分からなきゃダメだと思います。

自分の体調や気分が一番大事だから、ちょっと何かあれば「責任は果たさなくていいや」って。

Q:すごく分かる気がします。
「寄り添って見守る」系の子育て「だけ」でダメだとしたら、親御さんはどうしたらいいんでしょうか?

A:「自分で決めたことを守らせる」っていうのを、小さい事から始めたらいいと思います。

Q:分かりました。でも、この記事を読んで「塾に入ろう」と思われる方は、なかなかいないと思います(笑)

A:確かに、そうですね(笑)
まぁでも、分かる方には分かると思いますよ!

Q:分かりました~(笑)