ウワサの保護者会 ~学校に行き渋る小6息子~

NHKの「ウワサの保護者会」という番組の内容を基に書いています。
出演者は、司会、教育タレント、専門家、保護者。

番組のテーマは「学校の行き渋り」で、学校に行き渋る子供を持つ保護者が、教育タレントや専門家に助言を求めるという内容でした。

マスコミが時代の風潮を作りますが、その風潮に乗っかっている専門家の助言と、その風潮とは全く違う回答を載せます。


学校に行くか、行かないかで、毎朝バトルになる親子

<朝、リビングのソファに寝っ転がって支度をしない小6息子>

母:「そろそろ時間、限界かも」

父:「27分」
母:「朝ご飯食べる時間ないよ」
子:「行くー
母:「送ってはいけないからね」
子:「行くっつってんだろー!いい加減にしろよー!
母:「あっそっ」


司会:「これは手強いですね。強い言葉が返ってきますからねぇ?」
母: 「辛いです。何度も起こしに行って、朝から機嫌が悪くて、親子の仲が険悪になって。朝が来るのが嫌だなと思います」

<専門家の助言>

多くの子たちは学校に行き、みんなと遊びたいという意欲がある。
だけど何らかの理由でしんどくなって、行けてない子供たちを責めることで、「行けてない自分=ダメな自分」と自分の自信がだんだん無くなってしまう。
それが積み重なると、学校に行かなくなったり、日々の生活もできなくなる。


<息子へのインタビュー:なぜ学校に行きたくないのか?>

3年生くらいから、だんだん学校の授業がつまんなくなっちゃって。
学校に行くのが労力の無駄なんじゃないかって。
行きたくないというより、行く意味がわからない。
俺の気持ちとしては、遅刻とかしても俺の責任だから、ほっといてほしい感はあります。無理やりはやめてほしい。


<専門家の助言>

不登校や行き渋りの要因はいくつかあると言われている。
家族、学校、心の問題などが、絡み合って起こることもある。
学校に行けなくなりつつある子供のしんどさ、辛さに共感していく
作業が必要。


大石の回答:

学校に行く、行かないよりも、子供の態度がなっていません。

子供の教育の最終責任者は、親です。
その最終責任者である親が、子供に「うっせー、黙ってろー!」と言われて、それでいいのか?
「それでも親か?」と思います。

今の時代は、国が「子供には学校を休む権利がある」とまで言っているのですから、学校に行こうが休もうが「どうでもいい」と思います。

一昔前と違い、少々レールから外れようが「人間の基本」ができていれば、一人前の人間として社会で活躍できる時代です。

「人間の基本」ができていれば、ですが。

「どうでもよくない」のは、子供の他者への態度です。
映像で見る限り、この息子は人間ではなくヒトです。
オラウータンやゴリラと同列の「サル目ヒト科のヒト」で、洋服を着て喋る頭の良いチンパンジーと変わりません。

「ヒト」として生まれた子供を、しつけを通して「人間」に育てるのが教育です。

この息子の不幸は、親に「人間らしさ」や「人間の基本」を教えられなかったことでしょう。

この家族問題の根本は、行き渋りではなく、息子へのしつけ不足です。
最初の一歩は、暴力は必要ないですが、どんな手段を使ってでも親への暴言を止めさせることです。

そして学校に行こうが行くまいが、人間の行為として「ダメなことはダメ」だとハッキリと分からせることが始まりです。